菜園つき住宅地の分譲

 栃木県議会の県政経営委員会(私は副委員長)で鹿沼市日光市を調査。鹿沼市では「中山間地域での交流居住空間づくり」の具体的取組として、菜園つき住宅地「鹿沼くらーねの里」にでかけました。人口減、高齢化に悩む中山間地域での定住政策で、30坪ほどの菜園をつけた住宅地分譲です。19画のうち18区画を分譲済みで、10の住宅が建ち2戸が建設中でした。第一号として入居した中村さんは定年後のゆっくりとした暮らしに最適、村人の心持も最高とはなしていました。
 日光市では合併前の栗山村地区、高齢化率37.2%、4人口3千人の地域(限界集落は16か所)で今や医療、交通手段等々困難な課題を抱えているなかで、全国から「地域おこし協力隊」員を募集して若い人による地域活性化を狙う試みを始めている。昨年11月から2人(館林出身・下田市出身)が協力隊員として活動していました。
 人口の過疎と過密(地域的偏在)、少子高齢化の進行、職場の都市部への集中、農業の衰退、様々な課題を背負いながら各地で奮闘が続きます。