牛と稲ワラ調査

栃木県内でも、放射能②汚染された稲ワラに高濃度の放射性セシウムが付着していたこと。それを与えられた牛からこれまた高濃度(暫定基準値を超えるという意味で)のセシウムが検出されて事態は深刻になっています。本県では年間で55000頭の肉牛が生産されているとのことで、出荷自粛や風評被害(値崩れや消費低迷)で畜産関係者は勿論のこと、流通から商いまで影響は広範囲に及んでいます。
思えば、肉牛については、BSE(牛海綿状脳症)から始まって口蹄疫問題も含め大変な事態が次々と起こっています。生産者は素牛を仕入れ2年ほどの飼育期間に精魂こめて育てて出荷するわけですが、この間の苦労も水泡になる恐れがあるわけです。
本日は緊迫した状況下での畜産の事態打開に向けて調査を行いました。