水稲の作柄は平年並み=米価は値下がりの様相

関東農政局栃木農政事務所は8月31日、平成22年産水稲の作柄概況を(平年並み)と発表した。これは8月15日現在で水稲の生育や作柄概況を調査したものです。そうなると心配事は米価の動向。JA全農とちぎは平成22年産米概算金単価を決定していて、JA米でコシヒカリが一万円(前年度12100円)、あさひの夢が8500円(11000円)、なすひかりが9000円(11500円)。いずれも大幅な値下がりが見られ、精算段階でも回復は見通しが立たない事態だと思います。米戸別所得補償モデル事業で用意した10アールあたり15000円。その意味、意義が問われる事態です。収益の減少、生産意欲の減退に対する対応策を考える必要があるということです。