放射能再び

栃木県下水道資源化工場と栃木県県央浄化センター②調査に出かけました。さる5月上旬以来のことで、6月県議会の終了を待って出かけたわけです。
県央浄化センターは宇都宮市の雀宮地区と上三川町下野市をカバーする下水処理施設で対象人口は12万人余、毎日30トンの脱水ケーキが生成して、これを資源化工場へ運搬しています。
セシウムなどの放射能物質は大半が脱水汚泥に取り込まれて、田川に流される処理水には含まれないようだということが分かりました。
次に資源化工場では、この8月にも満杯となる溶融スラグの置き場(ストックヤード)は「放射能管理区域」となっていました。管理区域とはたとえばレントゲン室のように放射能を利用する施設などで特別の管理が必要とする区域のことです。作業員も防護服を着用しての作業に従事していました。(写真)
空間放射線量は他地域とそんなに違いはないようです。周辺地域も通常より高いのではありますが。
溜まる一方の溶融スラグをどう処理するか。期限は迫り、妙案はなく思案投げ首の状態。職員は長く休みなし、今夏も無休状態で対応に当たるということです。

防護服を着用して作業に(念には念を入れて)

ストックヤードは管理区域に