前日光へ

前日光高原へ足を延ばす。
あたりは早春のいぶきだった。
最近まで雪がみられたそうで、新芽はこれからというところ。
店番の主人に、放牧牛がいないねと尋ねる。
返事は困惑して、放射能の線量が高くて放牧ができないでいるとのこと。
一部を天地返しして、そこにようやく牧草が目をだしている。
これから検査をしてOKなら再開という。
それでもわずかの面積で10頭か20頭しかあずかれないどろうとのこと。
ここすべての天地返しには莫大な資金が。
ただでさえ土の少ないこの高原で天地返し、それは土の流失を意味すると即座に考えた。
放射能汚染、随分なことだ。