体罰・いじめ

4月30日、文科省が「体罰に係る実態把握の結果(第1次報告)」を公表。
同日、栃木県教委も「体罰に係る実態把握について」を公表。
5月1日、大阪市立桜宮高校事件に係る外部監察チーム(5人の弁護士で構成)が「報告書」を公表。
これらは我が国の教育界を揺るがす大きな事案について、その実態を明らかにする意味で重要な報告書になった。
一方で、文科省報告は平成24年4月からⅡ5年1月までに発生した体罰の集計と分析だが、少なくとも栃木県教委では文科省へは「県教委が把握していた事案」を報告したということで、各県での対応にバラツキを想定しなければならないと思う。
事実、このたびの県教委報告では、文科省への報告と大きなかい離がみられる。
この結果は文科省の第2次報告(今年6月頃合いになるとみられる。)を観なければ全体はわからないことになる。
桜宮高校案件での報告書で気になったことを一つだけ。
直立不動で長時間立たせること(同校野球部で一般化していたらしい。)、これを報告書では「直立行為」と呼んでいる。
これも体罰の一つと定義したことだ。
体罰の定義は困難を極める一例だ。
しかし、反撃を許さない。
反撃ができないという、一方的な関係がみられれば、これは体罰と定義しよう。
私の提案です。