資源化工場で汚染物質検出

宇都宮市茂原にある栃木県下水道資源化工場で汚泥の焼却灰から放射性セシウムが検出されています。本日の午後、臨時議会の終了をまって実情を調査しました。
この工場は県内の下水道汚泥のおおよそ8割を処理しています。毎日6トンが焼却灰として処理されていますが、さる5月2日採取の焼却灰から放射性セシウムが1㎏あたり32000ベクレル検出されたというものです。これを受けて同工場では敷地内境界4か所で空間放射線量の測定を始めました。5月17日14時現在のデータでは1時間あたり0.16マイクロシ^ベルトから0.18マイクロシーベルトでした。
このセシウムの検出で同工場の焼却灰は屋内ストックヤードにブルーシートをかけて保管されています。(通常なら、溶融スラグとして再利用される。)このストックヤードは3つ設置されていて、1つは3月11日以前に処理されたもの。2つは今回のもの。3つは空き状態で今後の焼却灰をストックするためのもの。どこにでも落ちてきた放射性物質は今後こうした形で終末処理過程で蓄積することになります。ここでは放射線量の高まりも懸念されますので、私は今後の対応策も含め考えてまいります。

写真:焼却灰の保管施設