本場結城紬の生産が・・・=紬織物技術支援センターにて

 伝統的工芸品として長く手工業生産によって営まれる本場結城紬が生産減に追い込まれ、厳しい事態を迎えています。長引く景気の低迷や着物離れといった消費動向の影響をもろに受けた地場(栃木県の下野市小山市茨城県結城市)でも、織物協同組合員の減少やら高齢化、生産価格の低下という事態を前にして有効な対策を見出瀬ないままに今日を迎えています。
 何しろ最盛期(昭和50年台)には年間3万反台を数えた生産量が2009年には2381反にまで減少したというのですから事態は深刻です。既に旧二宮町(現真岡市)では織物生産者はいなくな理ました。
 今年の11月にはユネスコの世界無形文化遺産に登録が予定される本場結城紬です。その振興方策を考えていかなければなりません。あなたのお知恵をお待ちします。