農業大学校の入学式に臨みました

栃木県立農業大学校の入学式に臨みました。立場は県議会農林環境委員会の委員長ということです。本大学校は前身を含めると104年の歴史、卒業生は1万人を超えるといいますから、栃木県農業界にあっては人材の養成機関としてゆるぎない、大きな役割をはたしてきたことになります。今年度から新たに専修学校としてスタートすることになり、新たな1ページが加わることになります。
農業が今後、産業として成り立つその算段をめぐっては様々な方策が検討され実施に移されてきたわけですが、その行き先は霧の中です。作物は大方1年に1回しか栽培ができないわけで、そこが工業製品などと決定的に異なる生産ということになるわけです。今次の米をめぐる戸別所得補償制度の導入で懸念される規模拡大(農地集積)の動向や農業の専業化は歴代政権が批判を受け困難を極めつつも一貫して進めてきた農業政策の柱であったわけで、方針変更後の農業のあり様に注意して幾つもりです。